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「フェーズフリー」という新しい防災のカタチ。日常が、もしもの備えになる

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「防災グッズを準備しなきゃ、と思いつつ押し入れの奥にしまったままで…」 多くの人が抱えるそんな悩みを解決する新しい考え方が「フェーズフリー」です。 フェーズフリーとは、日常的に使っている商品やサービスを、災害などの「もしも」の時にも役立てられるようにしよう、という考え方。平時と有事の垣根(フェーズ・フリー)を取り払う、まさに目からウロコの防災アプローチです。 フェーズフリーの具体的なアイデア いつものカセットコンロ: 普段から鍋料理などで使っていれば、災害でガスが止まっても慌てずに温かい食事ができます。 モバイルバッテリー: スマートフォンの充電に日常的に使っているものを、非常時の連絡手段の確保に役立てます。 近所のガソリンスタンド: いつも給油しているスタンドが、災害時には物資の供給拠点や情報ステーションになる。そんな社会的な取り組みもフェーズフリーの一例です。 なぜフェーズフリーが重要なのか? 災害時、行政による「公助」だけでは、すべての被災者をきめ細かく支援するには限界があります。フェーズフリーの考え方が社会に浸透すれば、普段の経済活動や市民生活そのものが、社会全体の防災力を高めることにつながるのです。 特別な「防災」を意識するのではなく、いつもの生活を少し豊かに、そして「もしも」の時にも役立つものにしていく。そんな賢いライフスタイルが、これからのスタンダードになるかもしれません。